スコティッシュフォールドの性格ってどんなの?
甘えん坊でうっとりしているイメージのスコティッシュフォールドですが、一部では凶暴な性格と聞いたことがあるかもしれません。
実際にスコティッシュフォールド男の子(オス)の「レオ」と暮らしてみて、一般的にいわれているスコティッシュフォールドの性格に本当に当てはまるかどうかを検証しました。
猫の文献やペットショップ・ブリーダーさんからもよく聞くスコティッシュの性格を洗いざらい書き出すと以下のような事が言われています。
- 甘えん坊
- 人懐っこい・人見知りしない
- 穏やか
- いたずら好き・遊び好き
- 運動量が少ない
- 大人しい
- 賢い
- 協調性や順応性が高い
- 鳴き声が小さい
- 臆病・ビビり
- 凶暴・性格が悪い
などなどです。最後の「凶暴」だけは特殊ですが、スコティッシュフォールドの性格を詳しく調べていくうちに凶暴というキーワードも出てきたので合わせて確認していきます。
これからスコティッシュフォールドを飼おうか迷っている方などは、かなり気になる項目もあると思うので一つずつ実際のレオの性格と照らし合わせて確認していきましょう。
レオ
一般的にいわれているスコティッシュフォールドの性格と実際のレオの性格との的中度を★1~★5までで表しています。
※★0=当てはまらない、★5=的中している
① 甘えん坊
スコティッシュフォールドの性格といえば、一番言われているのが「甘えん坊」ですね。
これはレオにもピッタリ当てはまっています。レオも相当な甘えん坊です。
目が合うとすぐに近づいてきて、体をすりーっと付けてきます。
座っていると膝の上に乗ってきて、頭をなでると「ちゅぱちゅぱ」と自分の後ろ足の肉球を吸い始めます。(ママのおっぱいを吸っている気分なのかな?)
スコティッシュは「子供っぽい」とも言われているので、そういう部分もかなり当てはまるとも言えますね。
② 人懐っこい・人見知りしない
人懐っこいという項目も★5でピッタリ当てはまります。
猫は警戒心が非常に強い生き物ですがレオは別物…初めて会う人にもすり寄っていくので誰にでも可愛がられます。
飼い主からすると、やきもちを焼いて嫉妬するほどです(笑)
我が家に来た初日から懐っこく甘えてきてくれたので、そういった面でも初めて猫を飼う方にもおすすめできますね。
③ 穏やか
穏やかさもかなり当てはまると思います。
レオに至っては、未だかつて「ヴヴヴ」や「シャー」と怒ったことを見た事がありません。(同居猫のブリティッシュショートヘアのモモはしょっちゅう怒っている笑)
ブラッシング・爪切り・お風呂・抱っこ等々なにをされても基本的には嫌がることがなく大人しい印象です。
ただし、ブラッシングなどは気分によっては、遊びたい気持ちが勝ってしまってブラシを甘噛みして遊ぶことも多いです。
④ いたずら好き・遊び好き
何をもってイタズラとするかで意味合いが変わってきますが、イタズラ好きな性格もあります。
何かを引っかいたり、噛みちぎるということはありませんが、キッチンのシンクの中で何度か寝ていたことがありました。
どうやら入ってはいけない場所にどうしても入りたがるようです。一瞬の隙を付いてお風呂場に突入してきたりもするので驚きです。
また猫のおもちゃで遊ぶのも大好きで、遊びモードに入ると一人でも永遠に遊んでいるので、遊び過ぎで疲れすぎないように気を付けてあげたいですね。
⑤ 運動量が少ない
レオの運動量が少ないと思ったことは今のところありません。
上記でも記載しているように遊び好きなので、猫のおもちゃで思いっきり遊んだり、同居猫のモモと追いかけ合いっこをたくさんしているので運動量は多い方だと思います。
寝ている時間やゆっくりしている時も多いので、自身のコントロールの仕方がうまいのかなとも感じています。
ただ、まだレオは1歳なので、これから少しずつ落ち着いていく中で運動量が減っていくことも考えられます。
ご飯管理と体調管理はしっかりと行って太り過ぎないように注意してあげたいですね。
⑥ 大人しい
暴れまわって言うことを聞いてくれないというタイプではないので、大人しい部類だと思います。
ただし遊んでほしい時や、構ってほしい時なども多いので、ほったらかしではなく、しっかりとスキンシップを取ってあげたいですね。
我が家のレオは男の子のオスなので、性別の違いも大きいのかもしれません。
一概には言えませんが、オスは甘えん坊で遊びたい性格、メスはクールでのんびりした性格とされています。
⑦ 賢い
スコティッシュフォールドはアメリカンショートヘアやブリティッシュショートヘアの血も入っているのでかなり賢い品種です。
レオもはじめは食卓に乗っていたりしましたが、すぐに降ろして優しくダメだよと何度か言い聞かすだけで乗らなくなりました。
食に関しては、レオはモモのご飯も平気で食べて何度言っても分かってくれませんが、モモは絶対に自分のご飯しか食べません。
同居猫のモモ(ブリティッシュ)があまりにも賢いので、どうしても比べてしまうと満点とまではいかない印象ですが、スコティッシュのレオも聞き訳が良くとても賢いですよ。
⑧ 協調性や順応性が高い
協調性や順応性もかなり高い方です。
同居猫モモとの距離の詰め方が絶妙で、モモが怒るか怒らないかの瀬戸際をいつも攻めている感じです。
初めて会う人や同居猫などともすぐに仲良くなると思います。(レオは仲良くしたいようですが、モモに鉄壁の壁があるので、ある程度距離を置かれているようです笑)
⑨ 鳴き声が小さい
レオの鳴き声が大きいと感じたことはありませんが、甘えた声で「にゃぉー」とはよく鳴きます。
触ってほしい時やご飯の時に鳴きますが、近所迷惑になるような声で鳴くことは絶対にありません。(隣の部屋にいても鳴き声は聞こえないほど)
また夜も静かに寝てくれているので、夜に鳴いて起こされたことも今まで一度もありませんよ。
甘えた声で鳴くときは非常に可愛いですが、声が小さいかといわれるとよく分からないので★3です。
⑩ 臆病・ビビり
スコティッシュフォールドは少し臆病な性格と聞いたことがあります。
この辺りは、少し思い当たる節もあります。
静かなところで、音が立つといつも「ビクッ」として構えることがあります。
ただし、お腹を上に向けて爆睡している時などは、大きな音がしても全然起きないことも多々あります。
臆病なのか図太いのか分からない部分もあるので★3です。
⑪ 凶暴・性格が悪い
スコティッシュフォールドは凶暴で性格が悪い子もいる…と聞いたことがある方もいるかもしれません。
私自身こんな噂がどこから来たのか分かりませんが、スコティッシュフォールドとは正反対の性格だと思います。
レオには甘噛み以外きつく噛まれたことも、爪を出して引っ掻かれてたこともないですし、「ヴヴヴ」や「シャー」という怒った声も聞いたことがありません。
品種に限らず猫ちゃんは怖い思い(虐待や病院で嫌な思い等)をすると、自己防衛本能から凶暴になったり、人になつかない場合があります。
または病気などでどこか痛いのをかばって凶暴になっている可能性もあるので、急に性格が変わるようなことがあれば、まずは病気や痛いところがないかを疑った方がいいですね。
スコティッシュフォールドの性格で気を付けたいこと
スコティッシュフォールドのの性格はやっぱり「甘えん坊で懐っこい」ということが改めて分かりましたね。
ただし一点注意したいことは、そのような甘えん坊の性格ゆえに、飼い主さんと離れられなくなる子も少なくはないようです。
飼い主さんが見えなくなったり、お出かけすると心配になりストレスを感じる「分離不安症」と呼ばれる心の病気です。
常に家に誰かがいるご家庭や、多頭飼いで仲良くできる他の猫ちゃんがいる場合は気にする必要はありませんが、留守がちのおうちでスコティッシュフォールドを飼う場合は少し注意してあげる必要がありますね。
留守がちのおうちであれば、あえて少し距離を置くことでストレスを感じずにお留守番ができるように工夫しているようですよ。
結果、スコティッシュの性格は良い
スコティッシュフォールドの一般的にいわれている性格をレオに当てはめた結果の的中度をまとめると以下のようになりました。
今回はスコティッシュフォールドの一般的に言われている性格を「レオ」の性格と照らし合わせてみましたが、多くの項目で一致点がありました。
一番よく言われているスコティッシュの性格は、『甘えん坊で懐っこい』ですがまさにその通り!
可愛い姿と甘えた声でにゃおにゃお鳴きながらすり寄ってくる姿は本当に天使ですよ。