猫の歴史をもとにブリティッシュショートヘアの起源を詳しく記載しています。ブリショーの歴史を分かりやすく年表などにもしているのでブリティッシュショートヘアについて調べている方はぜひ参考にしてくださいね。
猫の起源(歴史)
猫の起源と歴史
ブリティッシュショートヘアの前に、そもそも猫(イエネコ)の起源や歴史はどうなっているのでしょうか。
基本的には砂漠にいた動物なので「猫は暑さには強い」という話もよく聞きますね。(ただし個体差、品種によって大きく異なります)
猫と人間が一緒に暮らすようになるのは約5000年前の古代エジプトという説が有力ですが、キプロス島では9500年前の遺跡から人間とネコの埋葬が見つかったためこの頃から猫と人間がパートナーとして暮らすようになったのではないかという説もあります。
猫はそういった大昔から穀物を荒らしたり、伝染病のもとにもるネズミを駆除するハンターとして活躍していたことが知られていますね。
また古代エジプトでは太陽針ラーや女神バストの象徴ともされていたそうですよ。
- 猫の祖先は約15万年前に中東の砂漠に生息してたリビアヤマネコ
- 諸説あるが9500年前から人間と暮らすようになる
- 穀物を荒らすネズミを狩るハンターとして飼われていた
- 古代エジプトでは神聖化されるほど大切にされていた
モモ
ただし長い歴史を見ると人間の勝手な都合で猫が迫害された黒歴史もあるのも事実です。
目をつむりたくなることですが、猫の歴史を知るうえでは知っておかないといけないことなので、しっかりと解説していきます。
猫の黒歴史
猫は穀物や伝染病から人間を守ることから、中東から中国やヨーロッパに渡り繁栄することになります。
しかし、7世紀には異端とされていたグノーシス主義から「黒猫は悪魔と手を組んでいる」とされ猫は迫害されるようになりました。
14世紀中世ヨーロッパで行われていた魔女狩りでも「猫は魔女の使い」とされ、ローマ法王が猫を飼うことを禁止し猫の大量虐殺が始まってしまったのです。
猫が少なくなってしまった結果、ネズミが大量に繁殖しヨーロッパでは感染症のペストが大流行、総人口の約半数もの人が命を失う結果となります。
モモ
14世紀のペストが大流行の原因が全て猫の減少とは言えませんが、要因の一つであることは間違いないと思います。
また猫や特に黒猫が不吉の象徴とする謎の悪しき迷信がどこから来たのかが分かりましたね。
これを見てくださっている猫好きの方に、黒猫が不吉だなんて思っている人は一人たりともいないとは思いますが、黒猫が不吉という迷信の名残りは日本にも少しあると思います。
根も葉も根拠も何一つないので猫への偏見はやめましょうね。
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ブリティッシュの歴史まるわかり年表
ブリティッシュの歴史
ブリティッシュショートヘアの歴史
ブリティッシュショートヘアの歴史は古く、今から約1900年前の2世紀頃に古代ローマがイギリスに侵略する時に連れてこられたとされています。
イギリスでは最も古い品種で、ネズミや害虫を駆除してくれるハンターとして重宝されていました。何世紀にもわたってほとんど形が変わってないとされています。(当時は今よりも大柄)
ローマ軍の遠征にもネズミから穀物を守るために連れていかれていたようです。
ネズミ捕りの名人として優遇されていたブリティッシュですが、18世紀後半にはさらに優秀な個体を集めて品種改良が進んだようです。
1871年にはロンドンのクリスタルパレスで行われた世界初の正式なキャットショーでブリティッシュショートヘアが出展され多くのブリーダーを虜にしにしました。
その後もキャットショーなどで多くの優秀賞を受賞し、1890年代に入るとブリティッシュショートヘアは正式な猫種に認められることになりました。
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有名な話だと「不思議の国のアリス」に登場する「シャチ猫」のモデルにもなっていますね。
またブリティッシュショートヘアはアメリカンショートヘアーの起源にもなっていることから伝統のある品種ということも分かりますね。
一時は絶滅の危機にも
第一次世界大戦さらに第二次世界大戦ではイギリスでも食糧難になります。ブリティッシュショートヘアの数も激減してしまい、絶滅の危機にまで追い込まれてしまいます。
しかし熱心なブリーダーが、タイプが似ているペルシャやロシアンブルーと交配させたりと、数を増やす努力を続けたことによって復活することに成功しています。
ペルシャとの交配により短毛だったブリティッシュショートヘアにも長毛の品種が生まれるようになり、今では「ブリティッシュロングヘア」と分けられて確立しています。
またこの頃から大型だった体も一回り小さいセミコビータイプになり、被毛もブルー以外にも様々な毛色が出てきて人気を博すことになります。
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まとめ
ここではブリティッシュショートヘアの歴史や起源についてまとめました。
ブリティッシュショートヘアはイギリスが起源で伝統のある品種ということが分かりましたね。
穀物を荒らしたり伝染病のもとになるネズミを駆除するハンターとして飼われていた猫ですが、宗教や戦争といった人間の勝手な都合で数が激減してしまった過去も持っています。
日本ではネズミを捕るためにブリショーを飼っている…というご家庭はあまりないとは思いますが、ブリティッシュショートヘアのルーツや歴史を知ることで今まで以上に愛情を注げるようになったのではないでしょうか。
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