DIY初心者でも簡単に猫ドア(キャットドア)を上手に取り付ける方法を解説しています。必要最低限の道具やサイズ選びペットドアの詳しい取り付け方に穴の開け方を一から丁寧に説明しているのでぜひ参考にしてくださいね。
猫ドアの取り付けを決意
愛猫が部屋を出たいと訴えるたびにドアを開け閉めするのが面倒…
春と秋はドアを開けっ放しでも問題ないですが、寒い冬の時期や暑い夏の時期はエアコンの風を逃したくないですよね。
我が家のモモもリビングを出たいと訴えるてくるたびにドアを開けてあげたりするのですが、リビングに帰ってくるタイミングが分からないのでエアコンを付けていてもドアを少し開けています。でも冬はそこから寒い風がビュンビュン吹いています。。
ということでペットや猫専用のドアであるペットドア・キャットドア、通称「猫ドア」をDIYで取り付けることを決意しました!
DIYが初心者の私とパパで本当にドアに穴を開けてもいいのか・・・初めはかなり戸惑いましたが、いざやってみると意外と簡単にそして上手に猫ドアの取り付けに成功しました!
今回は実際に我が家に2つ付けた猫ドアの詳しい付け方や注意点を詳しく解説しています。「猫ドアを付けたい」または「キャットドアに興味のある方」はぜひ参考にしてみてくださいね。
動画は↓コチラ。各詳細は下記で説明しています。
猫ドア取り付けに必要な道具
今回のキャットドア取り付けにあたって必要な道具は下記
- 猫ドア本体
- 電動ドリルドライバー
- 木工用ドリルの刃
- 引廻鋸(ひきまわしのこぎり)
- メジャー
- 定規
- えんぴつ
電動ドリルドライバーは穴を開ける時とビス止めに使いますが、なくても代用品でもOKです。
ノコギリは「引廻鋸(ひきまわしのこぎり)」が最適ですが、電動ノコギリの「ジグソー」があれば作業が楽になります。
猫ドア道具の代用品
電動ドリルドライバーはあったら便利ですが、なくても問題ないです。
ドアの形状によってはハンドドリルで穴を開けることも簡単で、ビス止めは普通のドライバーでも代用可能ですよ。
ただ電動ドリルドライバーは猫ドア作成のため以外にも活躍の場がたくさんあるので、1台あればとても便利です。
ドリル刃の大きさは10mm(1cm)が丁度よい感じでした。※ドリルはドアの四隅に穴を開ける時に使います。
あったら便利な道具
猫ドアを取り付けるにあたって、あったら便利な道具は電動ノコギリの「ジグソー」です。今回はジグソーの代わりに引廻鋸を購入しました。
引廻鋸(ひきまわしのこぎり)はネットやホームセンターで1,000円以下でも購入可能です。
また電動ノコギリの「ジグソー」があれば非常に楽にドアに穴を開ける作業を進められると思います。
普通のご家庭にはない…活躍の機会もあまりない…気もしますがDIYが好きな方ならあってもいいかもしれませんね。安いものなら3,000円台~で買うこともできるんですね!?
猫ドア本体とサイズについて
そして一番肝心な猫ドア本体は「CEESC」というメーカーを選びました。
メーカーはそれぞれ違えど、この規格のキャットドアが一番多いような気がしました。言い換えればどれも一緒ということです。
1,500円程とお手頃な価格で買えるのも嬉しいですね!
サイズは大きめのLサイズ
サイズはLサイズの「大」でカラーはブラウンを選びました。
はじめはMサイズと迷いましたが取り付けてしまえばMでもLでも同じ…と思ったのと、将来モモが今よりも巨大化した時のために余裕をもってLにしました。
実際に取り付けると4.5kgのモモにはやはりLサイズが良かったです。Mサイズだと窓の部分が小さくなるので少し窮屈に感じると思います。
キャットドアの取り付け方
猫ドアの取り付け方法の手順は主に3つ。
- 下書用紙を作る
- 穴を開ける
- 猫ドアを固定する
猫ドアを1つ付けるのに要した時間は約1時間弱、2つめは40分ほどで付けることができました。
もちろん一番重要で大変なので②の穴を開ける作業ですが、思っていたより簡単にドアに穴を開けることができましたよ。(芯材を切るのは大変でしたが…)
それでは実際の手順に沿って一つ一つ説明していきますね。
①下書用紙を作る
まず初めにドアに穴を開けるための下書き用紙を作成します。
実際の猫ドアの内寸をA4用紙に書き出します。
上下左右それぞれ5mm大きく線を清書します。
下書用紙は猫ドアのサイズよりも上下左右それぞれ5mmずつ(合計1cm)大きく作るのがポイント!丁度の大きさに作ると穴に猫ドアがハマらなくなります。後で穴の大きさを修正するのは大変です。予め大きめにサイズ取りしておきましょう。
猫ドアはふちの部分が大きく取られているので、少し大きく穴を開けても全く問題ありません。
ふちに沿ってハサミで切ったら下書用紙は完成です。
下書用紙をドアに貼る
床の底から10cmの所に印を付けます。印を付けたところを下書用紙の下辺に合わせて貼り付けます。
猫ちゃんの大きさによって高さは変更してくださいね。
高さの目安は猫ちゃんの床からお腹までの高さです。
モモで計測すると床からお腹までは約15cmでしたが、他の猫ちゃんが来ることも考えて少し低めの10cmにしました。
ドアをコンコンと叩いて芯材が入っていないか確認します。
リビングのドアには中央にすりガラスが入ってたので支え板が干渉しそうでしたがギリギリ大丈夫でした。
猫ドアを付ける高さや場所の調整ができたら、下書用紙を鉛筆でなぞっていきます。なぞり終えたら下書用紙は外します。
鉛筆でなぞった線が歪んでいたら定規で修正してください。
②穴を開ける
次にドアに穴を開けます。ここで失敗すると修正するのが難しいので、慎重にそしてケガをしないように注意してくださいね。
ドリルで四隅に穴を開ける
まずは四隅にドリルで穴を開けます。穴は線の内側です。
ドリル刃の大きさは10mm(1cm)でジャストサイズでした。しっかりと裏側の化粧板まで貫通しているか確認してくださいね。
ノコギリでドアを切り抜く
四隅の穴と穴を引廻鋸(ひきまわしのこぎり)でつなげていきます。
ドアの空洞に芯材が入っている場合があります。表面の化粧板と違って芯材を手動で切るのは少し大変でした。
電動ノコギリのジグソーがあれば非常に楽に切れるかもしれません。ただ芯材を通り越したら簡単に引廻ノコギリで切り抜くことができました。
木くずを取る時はとげが刺さる場合があるので軍手などをしてケガに注意してください。
穴を開けた後のガタガタが気になる場合はヤスリなどで形を整えてもOKですが、猫ドア本体を付けると切った断面は見えなくなります。
③猫ドアを固定する
猫ドア本体のフレームをドアの両面からはめ込みます。
ネジ止め
長いネジと短いネジが付属していましたが、短い方のネジを表からと裏から合計で8カ所をネジ止めします。
ドアが一枚板の場合やドアの厚さが猫ドアのフレームと合わない場合はフレームを切って調整することができます。※溝があるのでそのラインを沿ってカット可能です。
フレームを切る場合は普通のカッターナイフでは切りにくいので「プラスチックカッター」を使用します。ケガをしないように注意して作業してくださいね。
ネジ穴の目隠し
最後にネジ穴の目隠しを付けます。
開閉チェックと鍵(ロック)のチェックをして問題なければ完成です。お疲れさまでした!
ドアの形状はご家庭により様々だとは思いますが、思っていたよりかは簡単に取り付けができたのではないでしょうか!?
穴が開いた状態のドアは不安を覚えますが、猫ドア取り付け後は初めから猫ドア付きの扉だったかのようにキレイに取り付けができました。
猫ドア鍵付きの残念な点【評価】
先に今回取り付けた猫ドアのデメリットというか残念な点をあえて挙げてみました。猫ちゃん目線ではなくあくまで人間目線です。
- 鍵(ロック)がかけにくい
- 取り扱い説明書は役に立たない
- ロゴがダサい
鍵がかけにくい
このキャットドアの最大のデメリットは鍵(ロック)がかけにくいということです。
一応4way仕様になっており、「出入自由」「どちらもロック」「出るだけ」「入るだけ」にロックできますが、鍵をかけるにはちょうど真ん中にフタがこないと掛からないようになっているので、ワンタッチでロックをかけるというわけにはいきません。。
正直このロック機能は使うことはあまりなさそうです。猫ちゃんに猫ドアを使ってほしくないときはドアの前にダンボールや荷物を置いて出入りができないようにすると思います。
また、ロックをしても見た目で猫ちゃんには変化は分からないので通れるはずのドアが急に通れなかったらロック解除後も警戒して通ってくれなくなりそうな心配もあるため我が家ではあまり使わないことにしました。
ただ「ドアの開け閉めが面倒」「冷暖房の風を逃がしたくない」というためにキャットドアを付ける場合はロック機能は必要ありませんね。
取り扱い説明書は役に立たない
取扱説明書は一応日本語ですが「グーグル翻訳で日本語にしたのかな?」というぐらいのシュールなものです。
取説に記載されているサイズも誤差が大きくあったので実際の商品のサイズを測るようにしましょう。このブログの猫ドア取り付け記事(下記で写真付きで手順を説明しています)を参考にしていただければと思います。
メーカーロゴがダサい
あと個人的にはメーカーのロゴは無い方がよかったです。メーカーを変えればロゴ無しもあったと思いますが、、正直そこまでは気になりませんでした。その時は…
んん?…というかよく見るとロゴの文字が上下反対になってしまっています。もう一つの方は問題なかったので印字の不良品ですね。
まぁ複雑なものではなく使用するにあたっては何も問題がないのが幸いでした。
追記 取り付けた次の日にロゴをきれいさっぱり消すことに成功しました!
同じ規格の猫ドアでもロゴがないものを選ぶと安心ですね。
猫ドアの自己評価
と、猫ドアのデメリットや残念な点をあえて先に書き出しましたがどれも人間目線です。
鍵付きの便利さはあまり感じないものの取り付けが思っていたよりも簡単で満足度や総合評価は高いです!
実際に猫ドアを使用するのは猫ちゃんです。愛猫が過ごしやすくなるキャットドアを選んであげてくださいね。
モモ
猫ドアを通らない時の対策
せっかく取り付けた猫ドアも「ビビりの猫ちゃんなら通らないかも…」という心配はありませんか?
我が家のモモもかなりのビビりなので猫ドアに慣れるまではかなりの時間がかかると覚悟をしていましたが、ある工夫で簡単に猫ドアをマスターしてくれました。
猫ドアを使ってくれない猫ちゃんに試してみてほしいことは3つ。
- おもちゃで釣る
- ご飯で釣る
- おやつで釣る
基本はモノで釣る…という単純なやり方ですが意外と効果抜群ですよ。
また初めは猫ドアに警戒すると思うのでフラップ部分を手で開けておいてあげるのがポイントです!
下記の記事では「猫ドアを通らない時の対策」をまとめているので併せて参考にしてみてくださいね。
ペットドアまとめ
今回我が家では猫ドアを1階のリビングと2階のパパの仕事部屋の二つに取り付けました。
これで寒い日や暑い日でもドアを開けっ放しにする必要がなくなり非常に満足しています。
モモもリビングと階段や廊下、そして2階のパパの部屋に自由に行き来することができるようになって満足してくれているようです!
DIY初心者なのでドアに穴を開けるのは初めは躊躇しましたがやってみると意外と簡単でした!
猫ドアの取り付けは1日作業と思いきや2つ取り付けるのに2時間もかかっていません。下準備と下調べをしっかり行ったのが良かったと思います。
この記事も猫ドア(ペットドア)を取り付けようとしている方の参考に少しでもなれば幸いです。
くれぐれもケガの無いように十分に気を付けて作業してくださいね。
インスタ(momochandayon)でも取り付けの報告をしましたが、みなさんコメントをいただいたように写真10枚目のドアに穴が開いてる写真が衝撃だったようです。。