賃貸でもOKなキャットウォークをDIYしました。今からキャットウォークを作ろうと考えている方には設計図や注意点など特に見てほしい内容になっているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
キャットウォークDIYの作り方
キャットウォークDIYはとても簡単に作ることができます。今回作製したものは、壁に穴をあけないので賃貸でもOKなのが嬉しいです。
作り方としては、はじめに「2×4(ツーバイフォー)材」と呼ばれる縦長の木材を壁際に立てて、2×4材にL字型の棚受けで猫ちゃんが乗れる棚を付けるだけです。
キャットウォークにはハンモックや爪とぎなど様々な仕掛けを施しているので、仕掛けのアイデアや注意点もぜひ参考にしてください。
2×4材の固定は天井と2×4材の間に専用のアジャスターを付けることによって簡単に固定することができますよ。
ただし、アジャスターは1個1,000円ぐらいするのがネックです。今回我が家では2×4を5本立てたので、アジャスターを5個買うとそれだけで5,000円…
少しでも費用を抑えたかったので、自作のアジャスターをメルカリで購入しました。5個で1300円とかなり費用を抑えることができたのと、アジャスター部分も塗装ができたので非常に満足しています。
キャットウォークDIYの設計図
こちらが今回作製したキャットウォークの設計図です。
手書きなので非常につたない状態になっていますが、実際に作っていくうちに様々なイレギュラーが出てくるので、設計図は結構大事だと感じました。
組み立てていくうちに「こうすればよかった…」「これは失敗した…」という点も何点かありました。
今からキャットウォークを作ろうと考えている方には、下記の注意点なども特に見てほしい内容になっているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
キャットウォークの費用
- 2×4材(5本):7,000円
- 1×4材(2本):800円
- 木材(6枚):4,000円
- アジャスター:1,300円
- L字棚受け(14個):1,400円
- 綿ロープ:900円
- 飾り(文字):800円
- 再利用品:0円
今回のキャットウォークでかかった費用は合計で16,200円(税抜き)でした。
木材価格の高騰で240㎝の2×4材が一本で1,400円もしたのが、かなり痛かったですが、爪とぎやハンモックや塗料などは基本的に家にあったものを再利用したので、総合的にはリーズナブルな価格で豪華なキャットウォークができたと思います。
我が家では猫部屋になっているパパの部屋にキャットウォークを設置しましたが、2×4材を3本にすれば費用も余裕で1万円以下に抑えることができますね。
仕掛けのアイデア
ただただ2×4に棚を付けるだけのキャットウォークだと少し物足りなさを感じたので、家具の色に合わせた色に塗装したり様々な仕掛けを作ることにしました。
キャットウォークにほどこした仕掛けのアイデアは、こちらの5つ。基本的には今まで使っていた猫用品を再利用しているのでとても経済的です。
①吊り橋
今回のキャットウォークDIYで最もこだわったのが吊り橋です。キャットウォークの間にパパのPC机があるので、その間に吊り橋をかけて渡ってもらおうという魂胆です。
実際に作った吊り橋は2枚の1×4(ワンバイフォー)材を20㎝ごとにカットして作りました。
見た目以上に作るのが簡単で、猫ちゃんたちも悠々と渡ってくれたり橋の上でくつろいでくれたりしているので、吊り橋は本当に作ってよかったです。
②宇宙船ハンモック
宇宙船(透明ボールハンモック)は以前使っていたパーツを再利用しました。
棚板に穴をあける作業は大変でしたが、高いところで透明のボールに入っている猫ちゃんは可愛すぎです。
透明な宇宙船ハンモックはパーツだけでも売っているので、今からキャットウォークを作ろうと考えている方は是非宇宙船の仕掛けも候補に入れてみてくださいね。
③ハンモック
宇宙船ハンモック以外にも普通のハンモックも取り付けました。
このハンモックは特にレオがお気に入りで、気付いたら入ってくれているので横でPC作業をしているパパも癒されています。
こちらは「ペティオ (Petio) ネココ ハンモック」です。このハンモックも以前使っていたものを再利用しましたが、新しく購入してもAmazonで900円ぐらいで買えますよ。
④ハウス&ベッド
キャットハウスとベッドは以前使っていたミニキャットタワーを分解してキャットウォークに取り付けました。
下からボルトで止めているので、落ちたりずれたりもしないので安心です。
特にベッドはモモもレオも超絶お気に入りの場所だったので、キャットウォークに取り付けてからもよくベッドで寝てくれています。
⑤爪とぎ
爪とぎは、こちらも以前使っていたミニキャットタワーを分解して、リペアしたものです。
巻きなおした紐は麻紐ではなく、綿(コットン)紐を使いました。
綿紐だと猫ちゃんたちが爪とぎをしてくれるか少し心配でしたが、全く問題なく爪とぎをしてくれました。
綿紐だとバリバリ感は麻紐に劣るかもしれませんが、見た目やお手入れ・耐久性も高いのでおすすめですよ。
キャットウォークDIYの注意点
①木材のカットはホームセンターでする
専用の工具がある場合を除いて、購入した木材のカットはホームセンターでお願いするのが非常にきれいにカットができるのでおすすめです。
私の家の近くのホームセンターでは、10カットまで無料・それ以降は1カット30円でカットができるので活用させていただきました。
②塗装はスポンジがきれいにできる
木材を塗装する場合は、筆やローラーよりも「スポンジ※食器スポンジでOK」で塗装するときれいにできますよ。
ただし、木材の塗装は今回のキャットウォークDIYの中で最も大変な作業でしたので、気を引き締めて作業するようにしましょう。
我が家での木材塗装は子供たちも手伝ってくれたので、家族全員で楽しみながらできました。
③爪とぎの紐は6㎜を使う
今回のキャットウォークにつける爪とぎは、ミニキャットタワーに付いていた麻紐の爪とぎをリペアしました。
爪とぎをリペアを行う場合は、紐の太さを6㎜以上にすることを強くおすすめします。6㎜以下にすると巻きなおしが非常に大変になります。ちなみに6㎜でも大変でした。
見た目も非常にきれいなのでおすすめですよ。爪とぎの巻きなおしはかなり大変な作業ですが、見た目がきれいになると猫ちゃんも飼い主さんも気持ちいいですね。
④吊り橋の長さは計画的に
キャットタワーに吊り橋を作る場合は、長さ(板の枚数)を計画的に考えましょう。
今回作った吊り橋は2枚の1×4材を20㎝ごとにカットして作りました。
吊り橋を設置するスペースの幅は95㎝でしたが、カットした板を10枚使いました。橋を設置すると、ゆるみと隙間ができるので、実際に図っているサイズと実際に使う板の枚数では相違が出ます。
100㎝の橋で、横8.7cm×縦20㎝を約10枚ぐらい使ったことを参考にしいただければと思います。
⑤アジャスターは締めすぎないこと
キャットタワーの柱となる2×4材と壁の間のアジャスターは市販のものを購入すると1個で1000円ほどします。
しかし、2×4材をカットした切れ端でもアジャスターを作製することができます。同じ木材で塗装も行ったので統一感もあってかなり気に入っています。
アジャスターを作製するための専用の工具がない場合は、メルカリなどのフリマでもハンドメイド品を購入可能ですよ。私はメルカリで5個で1300円のものを購入しました。
また注意点として2×4を設置するときに、(市販のものも手作りのものも)アジャスターをレンチ等で締め上げますが、締めすぎると、天井が浮いたりジョイントコークが剥がれたりするので締めすぎには十分に注意してくださいね。
⑥L字の棚受けは100均でOK
キャットウォークのL字の棚受けですが、これに関しては100円均一のもので耐久性や質も十分です。
今回使ったものはセリアで購入しましたが、ダイソーなどでも棚受けは購入可能ですよ。
もちろん、Amazonや楽天でもL字棚受けは、様々な種類のものがたくさん売っていますが少し高いように思いました。コスパのことを考えると100均を利用する方がお得ですね。
注意点としては、棚受けのサイズは取り付ける板の幅に合わせて購入してください。
我が家のキャットウォークは、上段部分と下段部分では棚の幅が異なるのに、同じ棚受けのサイズを購入してしまっていたので、後々交換しに行く羽目になってしました。
⑦棚と棚の間の高さは35㎝~40㎝がジャスト
キャットウォークの棚と棚の間をどれぐらいあけるかを非常に迷いましたが、我が家の標準サイズ猫ちゃんモモ&レオには高さが35㎝~40㎝がジャストだと感じました。
棚と棚の間の高さが40㎝を超えるとちょっぴり運動音痴のレオが飛びにくいようでした。(飛びにくいようだったので、余った木材で階段を作ってあげました)
ただし、一番下の段は床から46㎝のところに板を付けました。床からのジャンプは安定しているため40㎝~50㎝でも余裕で飛べると思います。
この棚と棚の間の高さ35㎝~40㎝は、あくまで我が家のキャットウォークの棚幅と、平均サイズのモモ&レオの場合のジャストサイズです。
⑧棚板は安物を使わない ※1.3㎜以上推奨
今回のキャットウォーク作製でも最も後悔したのが、棚板の木材の費用を抑えようとして、安物の木材を使用してしまったことです。
今回使用した木材は、「ファルカタ」材と呼ばれる安価で加工がしやすい代わりに耐久性が低い木材を使いました。
特に厚さが13㎜と薄いものを選んでしまったので、猫ちゃんが棚板の上に乗るたびに「ビキッバキッ」と不安すぎる音が鳴ります。
ジャンプして降りる段や、ハウスやハンモックを付けた棚板に関しては割れる恐れがあるので、後々「添え木」をして補強しました。
費用を少しでも抑えるために、ファルカタを使用しましたが「作り直したいと」思うくらい後悔した点です。
後々後悔しないためにも、これからキャットウォークを作ろうと考えている方は、13㎜以上の厚さの板を使用するようにしましょう。
【まとめ】キャットウォークDIY
今回は我が家にDIYで設置したキャットウォークをご紹介させていただきました。実際に作製している様子は動画も作ったのでそちらで確認していただければ分かりやすいと思います。
上記の注意点でも記載していますが棚をケチってしまって13㎜の薄くて安物を使ってしまったのが今でも後悔しています。もし今からキャットウォークを作ろうと考えている方はその点だけ注意して参考にしてみてくださいね。
キャットウォークはモモもレオもかなり気に入ってくれたのと、家族全員で楽しみながら作れたので私たちも大満足でした。
この記事が少しでも愛猫さんたちのお役に立てれば幸いです。
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