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猫との生活は癒しと喜びを与えてくれますが、時にトイレの失敗は飼い主さんを悩ませるものです。
しかし、原因を正しく理解し、適切な対策を講じることで、この問題は必ず解決できます。この記事では、初めて猫を飼う方でも安心して猫との生活を送れるよう、トイレ失敗の原因、具体的な改善策、そしてしつけの方法までを徹底的に解説します。

トイレの失敗にはたくさんの原因があるよ!
なぜ?猫のトイレ問題、まずは原因を知ろう

猫がトイレを失敗する背景には、様々な要因が考えられます。ここでは、主な原因を「トイレ環境」「ストレスと環境の変化」の2つのカテゴリーに分けて見ていきます。
トイレ環境への不満:猫はキレイ好き!
猫は非常に清潔好きな動物であり、トイレの環境が適切でないと使用を拒むことがあります。以下の点を確認しましょう。
我が家のモモも非常にきれい好きです。いつもは、毎日しっかりと掃除をしますが、家族が体調を崩してしまって1日近くトイレの掃除が出来ていなかったときに、トイレのお外に粗相してしまったことがあります。

トイレが汚れているのは特に嫌!本当にトイレは綺麗にしておいてほしいな
「なかなか、トイレを掃除する時間がない」「家を空けることが多い」という方は、自動掃除のトイレも検討してみてください。トイレ掃除が格段と楽になりますよ。
ストレスと環境の変化:猫は敏感!
猫は環境の変化に敏感で、ストレスを感じやすい動物です。またトイレが汚れていなくても「トイレで失敗してしまった」という猫ちゃんは次のようなことに当てはまっていませんか?
- ストレス
多頭飼いや、他の動物との関係、騒音、飼い主の注意不足なども、猫のストレスの原因となります。 - 環境の変化
引っ越し、新しい家具の導入、家族構成の変化などは、猫にとって大きなストレスとなり、トイレの失敗につながることがあります。

ストレスには耐えられない…猫は敏感だよ
猫のトイレ失敗、こうすれば解決できる!具体的な改善策

原因を特定したら、次は具体的な改善策を試してみましょう。
トイレ環境の見直し:快適なトイレ作り
モモとレオを多頭飼いしている我が家では一般的なシステムトイレを二つ(部屋を分けて)置いています。
ストレスの軽減:猫が安心できる環境を
猫が安心してトイレができる環境を作るのは非常に大切です。また猫が感じやすいストレスを取り除くことでも安心してトイレができるようになる場合もあります。
- 環境の安定化
→ 急な環境変化は避け、猫が安心できるスペースを作りましょう。 - ストレスの原因を取り除く
→ 猫がストレスを感じている原因を特定し、取り除きましょう。例えば、他の動物との関係が原因であれば、隔離するなどの対策が必要です。
健康チェックと動物病院の受診:早期発見が重要

猫がトイレの失敗を繰り返す場合、健康上の問題が原因となっている可能性があります。以下の症状が見られる場合は、早めに動物病院を受診することが重要です。
考えられる健康上の問題と症状
- 膀胱炎や尿路結石
- 慢性腎臓病
- 糖尿病
- 頻繁にトイレに行くが尿が出にくい、排尿時に痛がる、血尿が見られるなどの症状があります。
- 膀胱炎(ぼうこうえん)や尿路結石(にょうろけっせき)の恐れがあり、どちらも尿トラブルの代表的な病気
- 多飲多尿、食欲不振、体重減少、嘔吐などが見られます。
- 慢性腎臓病(まんせいじんぞうびょう)の恐れがあります。特に高齢の猫に多い病気です。
- 水を多く飲み、多く尿をする、食べているのに体重が減るといった症状が特徴です。
- 糖尿病(とうにょうびょう)の恐れがあります。肥満や加齢がリスク要因となります。
動物病院を受診する際のポイント
- 症状の詳細を伝える:トイレの失敗の頻度、尿や便の状態、食欲や活動量の変化など、具体的な情報を獣医師に伝えましょう。
- 検査の実施:必要に応じて血液検査や尿検査、画像診断などを行い、正確な診断を受けることが重要です。
早期発見と適切な治療が、猫の健康維持とトイレ問題の解決につながります。

おしっこやウンチの異常は体調不良のサインだから見逃さないで!
トイレのしつけと再トレーニング:根気強く教える
子猫はもちろん、成猫でもトイレのしつけは可能です。
子猫へのトイレトレーニング方法

子猫は本能的に砂状の場所で排泄する習性がありますが、適切なトレーニングを行うことで、スムーズにトイレを覚えさせることができます。
子猫のサイズに合ったトイレと、猫砂を用意します。猫砂の種類は、紙製、鉱物系、木製などがありますが、最初は一般的な鉱物系の砂を使用すると良いでしょう。
静かで落ち着ける場所にトイレを設置します。人通りの多い場所や騒がしい場所は避けましょう。
食事や睡眠後、床の匂いを嗅ぎ回るなどの排泄サインが見られたら、優しくトイレに連れて行きます。
トイレで排泄ができたら、優しく褒めてあげましょう。ただし、大げさに褒めると驚かせてしまうことがあるので、穏やかに接します。
これらのステップを踏むことで、子猫は自然とトイレの場所を覚えていきます。

成功体験を積み重ねることが重要だよ!以下の記事では、猫トイレの「砂の種類」を詳しく解説しているから併せて参考にしてね

成猫への再トレーニングのポイント

成猫がトイレを失敗する場合、再トレーニングが必要となることがあります。原因を特定し、根気強くトレーニングしていくことが重要です。以下のポイントを押さえて進めましょう。
まず、トイレの失敗の原因を探ります。トイレの汚れ、環境の変化、健康上の問題など、考えられる要因を確認します。
トイレの数や配置、猫砂の種類、トイレの清潔さなどを見直し、猫が快適に使用できる環境を整えます。
排泄のサインを見逃さず、トイレに優しく誘導します。無理強いは逆効果となるため、猫のペースに合わせて行いましょう。
トイレでの成功時には、優しく褒めるなどのポジティブな強化を行います。おやつを与えるなどの報酬も効果的です。
トイレを失敗した時の適切な対処法
トイレの清掃方法と再発防止策
1. 速やかな清掃
猫がトイレ以外の場所で排泄してしまった場合、できるだけ早く清掃を行うことが重要です。放置すると臭いが染み付き、猫が再び同じ場所で排泄する原因となります。

臭いが残ってると、そこがトイレだと勘違いしてまた同じ場所でしちゃうよ!
2. 適切な洗剤の選択
尿や便の臭いを効果的に除去するためには、酵素系の洗剤を使用すると良いでしょう。酵素系洗剤は、臭いの元となる有機物を分解し、効果的に臭いを取り除きます。市販されているペット用の消臭スプレーや洗剤も活用できます。

猫に刺激が強すぎる洗剤はダメ!
3. 清掃手順
- 固形物の除去:まず、便などの固形物を取り除きます。
- 吸収:尿の場合、ペーパータオルや布でできるだけ多くの尿を吸収します。
- 洗浄:酵素系洗剤を使用し、汚れた部分を丁寧に洗浄します。カーペットや布製品の場合は、洗剤を染み込ませてから拭き取るか、水洗いします。
- 乾燥:洗浄後はしっかりと乾燥させます。湿った状態が続くと、臭いが残る原因となります。
4. 消臭対策
臭いが残っていると、猫はその場所を再びトイレと認識してしまうことがあります。酵素系洗剤での洗浄に加え、市販のペット用消臭スプレーを使用して、臭いを完全に取り除きましょう。

完全に臭いがなくなったらもう間違えないよ!
5. 再発防止策
- トイレ環境の見直し:トイレの数や配置、清潔さ、猫砂の種類などを再確認し、猫が快適に使用できる環境を整えます。
- ストレスの軽減:環境の変化や新しいペットの導入など、猫にとってのストレス要因を特定し、可能な限り軽減する工夫をします。
- 健康チェック:トイレの失敗が続く場合、健康上の問題が原因である可能性も考慮し、動物病院での検査を検討します。
猫が特定の場所で繰り返し失敗する場合、その場所に(最終手段として)猫が嫌がる香りのスプレーを使用する、アルミホイルを敷くなどして、猫がその場所を避けるように工夫しましょう。

猫が嫌がる香りのスプレーは最終手段だよ!基本的に匂いがあるスプレーはストレスを感じちゃう
これらの対策を講じることで、猫のトイレの失敗を効果的に防止し、快適な生活環境を維持することができます。
まとめ
猫のトイレ問題は、飼い主さんにとってストレスになるかもしれませんが、焦らず、根気強く対処することが大切です。猫の気持ちを理解し、快適なトイレ環境を整えてあげましょう。
トイレ問題解決へのステップ
トイレ問題解決へのステップ
- 原因を特定する
- トイレ環境を見直す
- ストレスを軽減する
- 健康チェックを行う
- しつけ・再トレーニングを行う
- 失敗した場所の適切な対処を行う
これらのステップを踏むことで、猫との生活がより快適になるはずです。